青森県東方沖を震源とする地震により被害に遭われた皆さま、
ご家族や大切な方が影響を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
ニュースや警戒情報が続き、現地にいらっしゃる方はもちろん、
離れた地域にいる方の中にも、不安や怖さを感じている方が多いと思います。
大きな地震のあとには、
・些細な物音にもドキッとする
・眠りが浅くなる、眠れない
・以前のつらい記憶がよみがえる
などの反応が出ることがあります。
これは「おかしいこと」ではなく、心と体が必死で状況に適応しようとしている、とても自然な反応です。
もし今、心がしんどいなと感じている方がいたら、
完璧に乗り越えようとする必要はありません。
できる範囲で、次のようなことを意識してみてください。
● 情報との距離を少し取る
不安なときほど、ニュースやSNSを見続けてしまいがちですが、
一度スマホを置いて、呼吸や「今ここ」にあるものに意識を向けてみてください。
● 身体を落ち着かせることを優先する
ゆっくりと息を吐く、あたたかい飲み物を飲む、
ストレッチをするなど、「身体から安心をつくる」ことは心にも良い影響を与えます。
● ひとりで抱え込まない
信頼できる人に「怖かった」「今も不安」と言葉にしてみることは、
心の中に溜まったものを少しずつ外に出していく助けになります。
必要に応じて、自治体の相談窓口や専門家の支援も、どうか遠慮なく頼ってください。
今は「弱さ」ではなく、「助けを求める力」が必要なときでもあります。
一日も早く、少しでも落ち着いた時間が戻ってくることを、心から願っています。
