2026年は丙午(ひのえうま)。60年に一度の節目を「情熱」に変える

2026年は丙午(ひのえうま)。60年に一度の節目を「情熱」に変える
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あけましておめでとうございます。
旧年中ご縁をいただいた皆さま、読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

2026年は「午(うま)」、十干十二支では「丙午(ひのえうま)」。この組み合わせは60年に一度しか巡ってこない、ちょっと珍しい節目です。

丙は“火”。午は“馬”。
勢い、熱、前進——そんなイメージで語られることがあります。もちろん暦が未来を決めるわけじゃない。けれど僕は、この「火」を、今年の生き方の合図として受け取りたいと思っています。

なぜなら僕は、セルフヘルプにおいて**情熱は「飾り」ではなく「推進力」**だと、何度も体感してきたからです。


目次

情熱とは何か(僕の定義)

僕がここで言う情熱は、ハイテンションや根性論のことではありません。

情熱=「自分の目的に向かって、感情と注意と行動を“継続的に”向けていく力」
もう少し分解すると、

  • “今の自分”の感情をちゃんと感じ取る(鈍らせない)
  • 必要な方向に、注意と行動を戻してくる(逸れても戻す)
  • その積み重ねで、内側の熱を育てる(火を守る)

このセットを、僕は情熱と呼んでいます。

そしてこれは、生まれつきの才能というより、つくれるものです。少なくとも僕はそう信じています。


なぜ、心の問題に取り組むとき「情熱」が重要なのか

心の悩みって、基本的に“重い”です。
向き合えば向き合うほど、怖さが出たり、恥が出たり、悲しみが出たり、抵抗感が出る。だから多くの人が途中で止まります。止まって当然です。

ここで情熱があると何が起きるかというと、結局いちばん大事なことが起きます。

**「続けられる」**んです。

心理的セルフヘルプは、魔法の一撃で終わるものより、むしろ

  • 書き出す
  • 気づく
  • ほどく
  • 再解釈する
  • 物語を組み替える
  • 行動を少し変える
    この反復の中で、静かに効いてくるものが多い。

だからこそ、情熱=“続ける推進力”は、実務上、めちゃくちゃ重要です。


「書くこと」が心を変えるメカニズム(正しい解説)

僕が扱っている「サヨナラ・モンスター」や、エモーションプラスの中心には、書くという行為があります。これは単なる気分転換じゃなくて、研究の蓄積がある領域です。

いわゆる**エクスプレッシブ・ライティング(感情を言語化して書く方法)**では、ストレス体験について「事実」だけでなく「考えや感情」を書くことで、心理面・身体面に一定の利益が出る可能性が示されています(効果は個人差があり、万能ではありません)。 SPARQ+2teams.semel.ucla.edu+2

ポイントはここです。
書くことは「吐き出して終わり」ではなく、むしろ次の段階が本番になります。

  • 書くことで、感情が“対象化”される(飲み込まれていた状態から一歩離れる)
  • 言葉がつくと、扱える単位に分かれる(混沌が構造化される)
  • 再解釈(リフレーミング)や再構成が可能になる(意味づけが更新される)
  • 物語全体を書き換えられる(「自分はこういう人間だ」という自己物語が変わる)

この「再構成」が進むほど、苦しみは“出来事そのもの”よりも、出来事に貼り付いていた意味からほどけていきます。
情熱があると、ここまで“踏み込める”。だから結果が変わってきます。


感情と記憶はセットで動く

ここからが、音楽の話につながります。

僕らの記憶は、感情と強く結びついています。脳科学的にも、感情(特に覚醒度の高い感情)に関わる仕組みが、記憶の固定・想起に影響することが示されています。 Frontiers+1

さらに心理学には、気分が記憶の取り出し方を偏らせる、いわゆるムード一致効果/気分一致記憶の研究があります。簡単に言うと、いまの気分に“似た”記憶が出やすくなる。 ResearchGate+1

これ、セルフヘルプでは実は重要で、たとえば——
落ち込んだ状態で書くと、どうしても“暗い材料”が出やすくなる。
(それが悪いというわけではなく、むしろそれも別方向で役立たせることができる。それがサヨナラ・モンスター)
逆に、適切に熱量や前進感を作ってから書くと、記憶も発想も「前に進む材料」を拾いやすくなる。
(だからこの転換が重要!)

つまり、感情の状態をデザインすることは、思考と記憶の素材をデザインすることでもあるんです。

(ここで大事な注意もあります。感情の覚醒度は高すぎると、集中や結びつけの記憶が崩れる可能性も示唆されています。要は“熱すぎる火”は扱いにくい。だから後で紹介する方法は、興奮で煽るというより「ちょうどいい熱量」を作る方向でいきます。) PubMed+1


情熱を生み出す最も手軽な方法の一つが「音楽」

ここで音楽です。

音楽が感情を動かすこと自体は、多くの研究で扱われています。実験で気分を誘導する方法として、音楽を使う「音楽によるムード誘導(Mood Induction)」がレビューされているくらいです。 ResearchGate+2PubMed+2

音楽のすごいところは、理屈を通さずに、速く、そして比較的簡単に、感情のスイッチを入れられる点です。

情熱、熱意、闘志。
あるいは静かな勇気。
前へ進むための“内側の火”。

眠たい書き方で、眠たい気分のまま取り組むのと、
音楽でちょうどいい熱量を作ってから取り組むのとでは、体感としてレベルが違う。そう言う人は多いし、僕自身もそうでした。


実践:音楽×書く(サヨナラ・モンスター/エモーションプラス向け)

ここからは、今日から使える手順です。シンプルにいきます。

1)「火種の曲」を2〜3曲だけ決める

ポイントは“テンション爆上げ”よりも、
自分が前に進める温度に上がる曲。

  • 迷ったら、歌詞よりも「身体が前を向く」曲(リズムや高揚)を優先
  • トラウマや強い連想が出る曲は避ける(安全第一)

2)曲を流しながら、まずは1行で感情に名前をつける

例:

  • 「いまの感情:怖い」
  • 「いまの感情:悔しい」
  • 「いまの感情:虚しい」
  • 「いまの感情:でも、やる」

ここで感情にラベルが付くと、扱いやすさが一気に上がります。

3)書く(素材→再解釈→再構成の順)

  • 素材:いま何がつらい? 何が引っかかる?
  • 再解釈:別の見方は? 何を守ろうとしている?
  • 再構成:この経験を含めた“新しい物語”はどう書ける?

ここまで行くと、ただの愚痴ではなく、変容の領域に入ってきます。

4)最後に「次の一手」を小さく決める

情熱は“気持ち”だけで終わらせない。
1ミリの行動に変換して、火を現実につなぐ。


今年は「自分から情熱を作り出し、目的達成につなげる」一年にしたい

僕は今年、自分から情熱を作り出して、それを目的達成につなげていく。そういう一年にしたいと思っています。

僕はずっと心の苦しみを抱えて生きてきました。
もしあの頃、自分から感情をつくらず、ただ流されるままにしていたら——たぶん寝たきりになって、心も脳も弱っていったと思います。

だから僕は、逃げるためではなく、生きるために、できる限り感情や情熱をつくる努力をしてきました。音楽を使ったり、書いて整理したり、感情を言葉にして扱える形にしたり。そういう心理的な工夫を、何度も何度も重ねてきた。

そして今、僕ははっきり確信しています。
自分で情熱をつくるという選択が、最悪の状態を防いでくれたのだと思います。

人間ですから、誰もが迷うし、悩むし、時に苦しむ。
最悪の状態として「人生を終えてしまおうか」と思うくらい追い込まれる人だって、きっといる。僕自身も、そう悩んできました。揺れ動きながら生きていた時期もありました。今も、いちいち言わないだけで揺れている部分はあります。

人間って、そういうもんだと思うんです。

だからこそ、揺れの中でも、火種をつくって、守って、少しずつ進む。
情熱を持って、自分の力で突き進んでいく。
それが、僕はすごく大事なことだと思っています。

今年も、必要なときに立ち止まりながら、必要なときに前へ。
あなた自身の内側の火を、あなた自身の手で育てていけますように。
本年もよろしくお願いします。

参考文献・外部リンク
  1. 1. SPARQ+2teams.semel.ucla.edu+2 https://sparq.stanford.edu/sites/g/files/sbiybj19021/files/media/file/baikie_wilhelm_2005_-_emotional_and_physical_health_benefits_of_expressive_writing.pdf
  2. 2. Frontiers+1 https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2017.01454/full
  3. 3. ResearchGate+1 https://www.researchgate.net/profile/Gordon-Bower/publication/229068090_Mood_and_memory/links/00b7d51c1d6e15c434000000/Mood-and-memory.pdf
  4. 4. PubMed+1 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28483720/
  5. 5. ResearchGate+2PubMed+2 https://www.researchgate.net/publication/258173113_Emotion_Induction_through_Music_A_Review_of_the_Musical_Mood_Induction_Procedure
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