※許可をとって掲載しています。
サヨナラ・モンスター参加者さまの中に、「支配への強い恐怖」を抱いていた人がいます。この恐怖に気づく前は、得体の知れない恐怖、得体の知れない不安を抱えていて、過去に「不安神経症」と診断されていて、スーパーに行くことが困難な時期もあったとのこと。頻繁に過呼吸発作が起きて、ご飯もまともに食べることが出来ず、薬を飲み続ける日々、痩せ細って、過呼吸発作が1時間くらい続くこともあり、救急車で運ばれたりしたこともあります。僕はこの人を見たことがあるのですが、初めて見た時は、ガリガリに痩せ細っていて、近いうちに死んでしまいそう感じがしました(自殺サイトなどを閲覧していた人)。
兎に角、不安と恐怖がかなり強かった人なのですが、長い時間をかけてその恐怖を大幅に減らしたのです。誤解しないで頂きたいのは、簡単に消えたわけではありません(ステップは簡単な3ステップですが、その中身は難しいのです)。長い時間をかけてサヨナラ・モンスター的なやり方で徐々に良くなったいったのです。1つ2つの方法ではなく、サヨナラ・モンスターでお伝えしている全ての方法によって、良い変化が起こったということです。
他の参加者さまで、本当のことを言っているのか試してやろうという気持ちで取り組んだ方も、「確かに恐怖が減った」と言いました。僕はこの方法が恐怖を減らしていくための王道だと思っています。簡単なものではありません。
話は戻りますが、支配への恐怖を抱えていた参加者さまの得体の知れない恐怖がはっきりしてくると、「支配への強い恐怖」を抱えていることがわかってきたとのことです。つまり、過去、機能不全家庭で支配されてきたことが、全く処理できていなかったのです。支配されて生きてきたのに、それがどのような支配で、どう支配されて、それがどのような害に繋がり、どのようなマイナスがあったのか、まったく理解できていなかったのです(知らなかった)。そして、「支配への強い恐怖」を感じることさえ恐怖して目を背けていたのです。
この「支配への強い恐怖」から目を逸らすことをやめて、向き合うようにしたのです。長い時間をかけて。書くこともして。サヨナラ・モンスター教材本編でお伝えしている複数の作業をやり続けて、同じく、教材でお伝えしている「知らないから怖い(恐怖を消す簡単な3ステップ)」を重点的に取り組んだのです。これで、恐怖が完全に消えたわけではないけど、症状に繋がることが無くなったとのことです。
「支配への強い恐怖」があるということ、要は、支配について知らないから怖いのです。教材本編でお伝えしていることです。ですから、他の作業と併せて、「支配されてしまう自分」を「支配されない自分」に変えていけば良いのです。知り尽くすことも必要です。
そのために、教材本編でお伝えしている「必ずメモしておくこと」そして、「なぜ、アウトプットが必要なのか?」これを「付属ツール」で書き出して、まとめて、学習していくのです。時間をかけて学習して、「知らないから怖い(恐怖を消す簡単な3ステップ)」も併せて、1つ1つ変えていくことで、無意識レベルから変わっていけます。その結果が、参加者さまの、「支配への恐怖が大幅に減った(症状が起こらなくなった)」という素晴らしい結果です。努力をして学習して、内側を変えたのです。
さまざまな研究からも書くことのプラス効果がわかっていますが、人は、本気になって「書くこと(行動の1つ)」で変わることが出来るのです。
追伸:
今回ご紹介した参加者さまの場合は、「暴力団」「宗教」「政治」などについて出来る限り知れるように勉強をしました。これにより、「支配への強い恐怖」が大幅に減りました。つまり、自分が育った機能不全家庭は、「暴力団」「宗教」「政治」に関係がある支配的な力に屈した家庭だったとのこと。それに負けた家族たちが、鬱憤や、責任、罪などを、サヨナラ・モンスター参加者さまに擦りつけてきて、1人で対処も出来ず、不安と恐怖に慄いて生きてきたとのことです。だから、知るべきことを知り、自分を守れるようになり、心の中の小さな自分の親になったことで、恐怖が大幅に減ったのです。
この女性は子供がいるのですが、その子供はすでに成人しています。しかし、支配環境の中育ち、支配者側にくっついて育った子で、色々と問題だらけだったそうです。当時、周りから支配され、子供を奪われ(親の未熟さ)、お金を搾取されて、環境も心も崩壊してしまった状態。そして、恐怖が大幅に減ってきた今、、、これから取り戻していこう(やり直そう)、そんな気持ちが芽生えてきたそうです。自分のことも、子供に対しても。その子はもう成人していますから、当時、母親が支配されて続けて不安と恐怖の中、一生懸命働いて、自分以外の借金を返して、キツイ取り立ても一人で対処してきて(周りはみんなで背負わせて、苦しんでいるのを見て見ぬふり)、自分なり(親なりに)に精一杯生きていたのだということを理解してあげて欲しいと思います。
目の前で見てきた悲惨な状態、自分が相手の立場だったら出来たのか? そこを理解すれば、育ててくれてありがとう、そういう言葉が出てくるかと思います。理解は癒しに繋がります。