恐怖の殆どは、想像、妄想によるものです。つまり、「過去の学習の結果」ですから、学習し直せばよいのです。知るべきことを知れば良いのです。自分で自分を理解し、知るべきことを見つけ、それを知り尽くす。すると恐怖が消えて、新しい能力となります。
無意識のうちに浮かんでくる恐怖感情、恐怖に関する自動的な〇〇、それらは「心の深い部分にあるまとまり(モンスター)」から生み出されています。ですので、根本解決をしたいのならば、その「まとまり」を変えることが必要です。
そして、この「まとまり」は、自分のやるべき課題でもあります。それを1つ1つクリアしていくと「何らかの能力」となります。ですから、真正面から自分と向き合い、痛みが伴うこともありますが、それでも向き合って自分を救い出すことが大切です。
「恐怖感情」というのは、自分を守るための味方の感情ですが、もっとすごいのは「恐怖は本当の自分の道を知っている」ということです。恐怖があるから、知るべきことを知れる。それを知ることで進める道があるのです。
「サヨナラ・モンスター」は、そのための教材です。付属のツールは、恐怖を減らしていくために役立つツールです。前記したように、「恐怖は、過去の学習の結果、強まってしまう感情」なので、新しく学習し直していけば、恐怖が増えにくい自分になれるのです。あなたが恐怖を減らしたいと思うのなら、恐怖していることについて、学習をし直せば良いのです。
付属の【自分の「モンスター」と「隠れた能力」を知るためのツール】は、その為にも役立ちますし、認知の歪みの修正にも役立ちます。恐怖は、あなたが知るべきこと、それを教えようとしてくれているのです。ですから、自分のためにそれを知っていくと良いのです。
次の文章からも、恐怖を減らすための大切さがわかりますので読んで下さい。
ある人に、「デマ流し加害者(悪い噂を作って流したいた者)」をネット上で見てもらっていました。ある人とは、デマ流し加害者が使うあの手口に恐怖している人です。これもこの人の恐怖を減らすために役立っています。恐怖は知らないから怖い、知ってしまえば消えます。デマ流し加害者を知り尽くすことで、その人の恐怖も減りました。
手口の詳細、書き続けていたデマ、そして明らかになったのにあのバタつき、無責任さ。事実に嘘を混ぜる手口、歪曲部分、知れば知るほど、「私はこんなやつに恐怖していたのか…」と、過去の学習(恐怖)に対し、「健全な再学習」が出来るのです。恐怖は過去の学習の結果です。
過去の学習:「あの手口を使う恐ろしい魔物」
今の再学習:「嘘つきで無責任で幼稚な愚かな者」このように「再学習」することで、
「恐怖する理由がなくなる」ということです。恐怖が酷い人は、過去の学習の結果身に着けたもので今を見ているのです。解釈や視点も、更新されていません。
上記のこと、これ、恐怖症の人は覚えておいて欲しいです。要は、影に怖がる子供が、「影とは何か」を知ったら、恐怖が消える。それと同じことです。人は知らないから怖がる。そして妄想して恐怖を強めるのです。知るを放棄すれば、ますます妄想と恐怖が強くなるのです。「最高の薬」は「知ること」です。
恐怖症になっている状態は、「知るべきこと」を「全然知れていない状態」なのです。それを薬などで誤魔化しても、本当の解決は出来ません。恐怖に突入し、知り尽くせば、恐怖は消えていくのです。これはイメージの中でも効果があります。だから「書くこと」でも、恐怖を減らせるのです。
最強ボクサー井上尚弥氏は、テレビか何かで、「”はじめて試合をしたのは6年生で、恐怖しかなかった”」と語っていました。そして、初試合に挑み、恐怖に突入し、知り尽くす経験によって、「不思議と恐怖はなくなっていた…」とのこと。恐怖は、それがどんなものかを知り尽くせば勝手に消えます。
サヨナラモンスターのように、「書く方法」だと、安全に、リスクなしで、恐怖を減らしていけます。実際に取り組んだ方の中で、最初は疑っている人もいましたが、「確かに恐怖が減りました」と、恐怖を減らすことに成功しているのです。恐怖の元に関する情報に対し、知り尽くせば効率が良くなります。