本当の自分の感情を取り戻していくと「成長したい」という成長欲求が出てくることがあります。成長欲求が無いという人はそれを抑圧しているだけです。誰にでも成長欲求はあります。人は生きている限り成長したいという欲求を無意識に持っています。そこに価値があるとわかっています。しかしそれを、自分が抑え込んでいるだけなのです。
つまり、心の中の小さな自分が「成長したいよ…」と言っているのに対し、親(自分)が、「黙りなさい!」と口封じをしてしまっているのです。その部分を取り戻す勇気を持って、自分の心の奥にある「本当は成長したい…」という気持ちを引き出すことが出来るかどうかなのです。その気持ちを抑え込んでいるもの、それがサヨナラ・モンスターの教材本編のモンスターの正体の図にある心の情報です。
※黒塗り部分は教材本編をご覧下さい。これらを弱めるのが最も効率が良いと思われるものをお伝えしています。
この心の情報(特に黒い部分)が自分の成長欲求を抑え込んで、心の中の小さな自分に「黙りなさい!」と言っているのです。ある人は、そこまで気づいた時に、「まさにうちが育った環境そのものだ(親族全体がそうだった)」と言いました。つまり機能不全家庭での世代間連鎖に負けて、流されて、染まって、自分を抑え込むことを当たり前にしてしまい、そのまま長年生きていたのです。口を封じられて育ち、自分自身も自分の口を封じるようになってしまったのです。心の中の小さな自分の口を押さえて心を殺してしまう親(自分)……。そんな自分と訣別する決意を持って、心の中の小さな自分の声を聴いてあげましょう。
この心構えが出来てくると、人は成長の土台が出来るのです。